ラッカーといわれる速乾性の高い塗料をスプレー缶に詰め、手軽にきれいに塗りやすくしたものです。原色系の色であればホームセンターにも置いてあるのでなじみがあるのではないでしょうか?マーキングやタッチアップなど手軽さから様々な用途で使われています。 反面、高圧ガスを使った危険物であるので保管や使用には注意が必要で、使用中は火気厳禁です。
弊社のラッカースプレーは、「指定された色で補修したい方」「こだわりの色味がある方」に特におすすめです。
主に下記の使用例がございます。
塗装をする前に、必要なものをそろえましょう。
作業中、飛沫した塗料が目に入ることを防ぐために用意しておくと安心です。
細かな隙間等のほこりを吹き飛ばしてくれます。 必須ではないが、細かな網目状のもの(換気扇カバー等)を塗装する際は使用すると便利です。
屋外で作業する場合は、風が強いと塗料が飛び散って綺麗に塗ることができません。 また周りの建物に飛び散ることも考えられるため、何か風を遮る建物・壁などの内側で作業することをおすすめします。
雨の日に作業してしまうと、湿気が塗膜の中に入り込み、乾燥後色が白っぽくなってしまいます。 塗装する際はなるべく天気のいい日がおすすめです。
炎天下で塗装すると、塗料が空中ですぐ乾いてしまい、表面がぽつぽつしたものが出来ることがあります。特に夏の暑い日などは、出来るだけ日陰で作業するようにしてください。
反対に気温が5℃以下の時は、塗料が乾きにくく出来栄えが悪くなることがあります。寒い日に塗料を使う際は、30℃以下のぬるま湯につけて温めてみると塗料が出やすくなります。
作業中、周囲に塗料が飛び散らないようしっかりとマスカーで養生しましょう。マスキングを行うことで安心して作業を進められます。
スプレーの使用時に一番気を付けなければいけないことは、周囲の車や住宅などへの塗料の飛散です。 弁償する事態になりかねませんので、塗装する環境に十分注意したうえで行ってください。
スプレーから出た塗料は一部空気中に舞ってしまう為、目や口に入ってしまうと人体に影響を及ぼすことがあります。 作業する際はビニール手袋、マスク、ゴーグルを付けて、作業すると安心です。
塗装を始める前に、塗装したい面を拭いてきれいにしてからマスキングしていきます。 塗料がついてほしくない面が広範囲の場合にはマスカーを使用すると便利です。
表面を削った後は、研磨カスや汚れを拭いていきます。これから塗装するものの表面に汚れがついていると、仕上がり時綺麗に色がつきません。また、塗装した後にすぐ剥がれてきてしまうということにもつながってきます。 どんな物でも油汚れやほこりはついているので、綺麗に塗装するためにも入念に拭き取りましょう。
表面を磨いた後は、下地用のスプレーを使用していきます。下地用スプレーをするのとしないのでは仕上がりに差が出てきます。 下地用スプレーはプライマーとサーフェイサーの二種類あり、プライマーと呼ばれるものは、錆の防止・接着力の強化の効果があります。 一方、サーフェイサーと呼ばれるものは、傷や小さな凹凸埋めの効果があり、次に吹き付けるスプレーの色をきれいに発色させてくれます。
プライマー各種商品ページはこちら >>全体的に色を付け終わった後、薄く均等に重ね塗りをすることで、より深い発色にすることが出来ます。 薄く吹き付けて、乾かしての繰り返しをすることできれいな表面になりますよ。
塗装し終わったら、乾ききってしまう前にマスキングを剥がしましょう。 剥がすときは勢いよく剥がさずゆっくり剥がすようにしてください。カッターで切り目を入れると剥がしやすくなります。
スプレーの出だしは塗料が多めに出るため、吹き付けたい対象物だけを塗ろうとせず、塗りたいものを大きく横断するように吹き付けてください。 吹き付け始めたら途中で止まらず、最後まで一気に塗りましょう。
スプレーを吹き付ける途中で止まってしまったり、塗装したい面のふちに合わせて吹き付けをスタートさせてしまうと、塗料が一部濃くついてしまいムラの原因になります。
塗装したい面に対して、常に一定の距離間を保ち動かします。目安20センチの距離で噴射してください。塗装したい面との距離がバラバラだと、ムラになったり液だれの原因となったりしてしまいます。特に角や突起物を吹き付けする際は、塗装したい面との距離が近くなりやすいので注意が必要です。
スプレーを噴射するときは同じ方向に同じスピードで進めてください。その際、一度塗り目はうすーくしま模様を描くように吹き付けるのが正解です。 「隙間が空いて大丈夫なのか」と思うかもしれませんが、実は一回で塗りつぶそうとするよりもきれいに仕上がるのです。 二度塗り目、三度塗り目と徐々に塗れていない部分の隙間を埋めていくように塗ってください。
ラッカーの塗料は塗料の中に含まれるラッカーシンナーが蒸発することで乾燥し固まります。完成を急ぎ半乾きの時に重ね塗りしてしまうと、下の層のシンナーが蒸発しにくい状態になり、トータルの乾燥時間は余計に長くなってしまいます。そのため塗装ごとに乾燥時間をしっかりとり、乾燥させることをおすすめしています。
【乾燥時間】
20-30分(気温20℃・湿度65%)
塗り重ねは15-25分後
「ウレタンクリアを上から塗装したい場合は?」
ラッカースプレーで塗装してから2-3時間乾燥後に、ウレタンクリアを塗装することをおすすめいたします。完全硬化を待つ必要はありません。
高温多湿の場所に保管していると塗料の温度が上がってしまい、色が変色してしまったり、場合によっては使用できなくなってしまいます。 また火元の近くは、スプレー缶が膨張し、爆発の危険があるため大変危険です。 なるべく日の当たらない場所や火元がない場所での保管をおすすめします。
容器を寝かせた状態で放置すると、中から塗料が漏れ出てきてしまいます。 保管する際は必ず立てて保管しましょう。
使用後、スプレーはきっちりと密封し冷暗所においていただければ1年程度もちます。艶消はノズルに艶消剤が詰まりやすい為、3か月程度もちます。
スプレー缶は必ず中の塗料やガスを全て抜き切ってから廃棄してください。中身が残った状態で捨ててしまうと、ごみ収集時爆発や火災の恐れがあり大変危険です。もしまだ中身が残っている場合は、水分を吸いやすいもの(いらない布など)を用意し、噴射音が出なくなるまで吹き付けてから捨ててください。 塗料およびガスが出なくなるまで使い切った後でも、そのまま火中に入れると破裂するおそれがあります。
これは住んでいる自治体のルールによって変わってきますが、地域によっては穴をあけて捨てなければならないことがあります。スプレー缶に穴をあける場合は、缶専用の穴開け器を使いましょう。缶専用以外のもので穴をあけることはけがをする恐れがあるため避けたほうがいいです。ガスを抜く際には、火気やミストの吸気などについて注意してください。
スプレー缶の分別方法も各自治体によって異なります。 都道府県知事の許可を受けた専門の廃棄物処理業者に委託してください。
送料は一回のご注文につき全国一律 820円です。※ただし大量ご注文の場合、別途送料がかかる可能性があります。また海外発送には対応しておりません。
商品には万全を期していますが、万が一不良や色違い等あればお申し付けください。代替品と交換いたします。またオーダーメイド商品の都合上、お客様ご都合による返品はお断りさせていただいております。
当サイトの画像は実際の色見本をスキャン、または数値で割り出したものです。色の見え方はお客様のお使いのディスプレイ、印刷した場合はプリンター、インク、紙質等により大幅に左右されます。色をお選びになる際は当サイトの画像だけでは判断せず、必ずお手元に日塗工の色見本帳をご用意して、実際の色を見て確認してください。
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